木造住宅の寿命

木造住宅に何年住める?

木造住宅の建築工事

鉄筋コンクリートよりも寿命が短いと思われていますが・・・

みなさんが注文住宅を建てられるときに考えるのは、「このマイホームで何年間生活することになるだろう」でしょう。 環境が変化したり遠くへ引越しをしなければならなくなって住まなくなるケースもありますが、住居として何年使用するかを考える時に真っ先に考慮するのはその建物の寿命になるのではないでしょうか。 冷蔵庫を購入したら次に買い替えをするのは調子が悪くなった時か完全に壊れてしまったときでしょうし、扇風機も同じ理由で使用年数が決定されます。 新築住宅もそこで何年間暮らすのかは寿命によるところが大きいでしょう。 丈夫な建材を使っているほど耐用年数も長くなる、だから木造住宅は寿命もやや短くなるのではないか、そう考える人が大勢いるから街中に鉄筋コンクリートの建造物が溢れているのでしょう。 木材よりもコンクリートの方が硬くて頑丈そうですし、建物の寿命も長くなる気がしてしまうのも当たり前かもしれません。 木製の壁なら思い切り激突すれば破壊することが出来そうですが、コンクリートの壁では助走を長めにとっても不可能な気がするでしょう。 勢いを付けて肩からぶつかってもコンクリートの壁にヒビを入れることすら叶わず、こちらの肩の骨にヒビが入るか骨折するかもしれません。 よほどの巨漢であれば薄いコンクリート製の壁ならなんとかなるかもしれませんが、ビルや住宅の外壁のように丈夫な部分だと間違いなく体当たりをしたところで痛々しく跳ね返されるだけです。 自分の体を使うのはいやだ、ケガが心配だというのなら自動車で突っ込んでみるのを想像してみればわかりやすいかもしれません。 木造住宅にダンプカーで突っ込んだのなら車側にはそれほどダメージがなかった、という姿が予想されますが、コンクリート製の住宅だとそうはいかず、 スピード次第では大爆発を起したような爆音が響き渡りそうです。人が近くに立っていたら地震かと勘違いしそうな揺れに転倒するかもしれません。 このように木造住宅はどことなく耐久力で劣るイメージがあり新築する場合も寿命のことを考えずにはいられないので、長くそのまま住み続けたいとお考えの方は避ける傾向があるそうです。 何千万円もの費用をかけて注文住宅を建てるのですから、耐用年数が長い方がいいに決まっていますしごく普通の発想でしょう。 一般的に木造住宅の寿命は約30年と言われています。 この年数を聞いてどう感じるか、少し短いんじゃないかという意見が出てきそうですがその通りだと思います。 築30年で建て替えをすることになるのなら、一生で2回住宅を建てなければならない計算になる人もいらっしゃるからです。 注文住宅を36歳で新築したとしても、自分の寿命が尽きる前に住居の寿命が先にやってくるかもしれないのですからこれは不安になるでしょう。 30年かけてようやく住宅ローンが終わっても、一息つく間もなく次の住宅ローンを組むことになるのですからもう恐怖しか感じません。 30年という歳月は決して短くはないのですが、数千万円の住宅の対価としては物足りなさを感じてしまいます。一生に1度なら建てられる、でも2度は無理だと泣きたくなる人も続出です。 ですから木造住宅の寿命が30年と聞き、天然素材の家に住みたいという希望を諦める若きサラリーマンの数も少なくはないのでしょう。 でも本当に木造住宅はそんなに寿命が短いのか、もっと長く住む事だって可能ではないのか、そのあたりの事をきちんと調べれば夢を諦めずに済むかもしれないという話もありますので、 このサイトでは寿命が30年といわれている木造住宅について話をしたいと思います。